自観叢書 私の健康法 最後に私の健康法をかいてみるが、私は本年西洋流に数えて六十七歳になるが、矍鑠として壮者を凌ぐものがある。目下開拓してゐる山に始終登るが、若い者の方が脚が弱いので何時も私の方で加減するのである。よく明主様おくたびれになったでしょうと言はれるが... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 予防接種と結核 此論文は、現在政府が絶対的信念の下に行はれてゐる医学的方策を非難するといふ意味になるのでかきたくはないが、余りの迷蒙に看過する事が出来ないから書いたのであるから先入観念に捉はれる事なく一の学説として参考とされん事である、之を信ずると否とは観... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 ワクチン禍の実例 昭和二十四年九月二十一日毎日新聞投書欄に「ワクチン禍」と題した左の如き記事があった。宮城県栗原郡岩ケ崎町の百日咳ワクチン禍事件の被害患者父兄一同から世のみなさんに訴えます、昨年十一月町から百日咳の予防接種を施行する通達があり、子の幸福を願う... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 軽視出来ない事実 今回の全米水上選手権大会に於る成績は実に意外である。マサカ日本がこれ程強く、アメリカとの差がこんなに著るしいとは誰が思ったであらう。尤も巨豪古橋が昨年驚くべきレコードを作ったので、相当の期待はしていたが之ほどとは思はなかった。それまで世界の... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 細菌恐るべき乎 今日一般人が細菌を恐れる事は驚くべき程である。此点現代人は寔に不幸である。二六時中戦々兢々として不安極りない生活を送っている様を、吾等からみれば実に哀れな小羊と観るより外ないのである。考えてもみるがいい、先づ電車汽車に乗れば、室内の空気中に... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 疫痢 子供の病気の中怖ろしいのは疫痢とされている。処がその原因としてよく言はれる事にはバナナとか餡気のものとか、凡て食物の為としているが、そんな事は絶対にない。疫痢は猛烈な浄化作用で、その浄化発生の直前食べた食物に罪を着せるという訳で全く真の原因... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 寝冷 よく小児などが下痢をすると、寝冷えをしたからというが、これもおかしな話である。下痢は毒素の排泄作用である以上、寝冷は結構ということになる。此の例として、私は若い頃から腹巻は決して巻かない。又、六人の私の子供も腹巻は用いさせない。腹を出してよ... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 身体をこわす よく世の中で、身体を壊すという事をいはれるが、これほど滑稽な話はない。人間の肉体は、ガラスや瀬戸物の様な物質ではない。これは全くその真相を知らないからで、実は病気とは身体をこわす処か、身体を調える為のものである。よく下痢をすると、お腹をこわ... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 日本脳炎は果して蚊の媒介か 近来、医学に於ては日本脳炎の原因は蚊の媒介としているが、之は全然誤りである。それに就て吾等の研究を発表してみよう。日本脳炎の患者が子供に多く、統計によれば六歳乃至十歳までが最も多いとされている、又季節は晩夏から初秋にかけて最も多いという事を... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 人体は綜合的である 現代医学が如何に間違っているかをかいてみよう。それは種々専門的に分類されてる事である。内科、外科は元より脳神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿科、婦人科、小児科等々であるが、考へても見るがいい、人形の様に手足や胴体を別々に造って繋ぎ合せたものでは... 2020.09.06 自観叢書