佛はブツであり物質文明時代を表はす。
神の文字は示偏に申と書いてあるが、申と云ふ字は干支の申(サル)ではない、田の字の真中の経の棒が上と下へ抜け出ている。そして田の字とは〇に十から起った。〇に十とは、〇は地球であり大地の事である。十の字は経と緯の棒の結んだ形で、経は火で緯は水である。火と水はカとミであるからカミとなる。
大地は神が主宰し給い神の世界である。神は無始無終であるから上下の棒が貫いて無始無終を表はす。
右の意味を人類に示さなくてはならぬ。人々に示す意味なのである。
(昭和十年八月五日)