逆の世の中

よく昔から石が流れて木の葉が沈むといふ事があるが、その通りの事が今現に行はれてゐるから厄介な世の中だ。

それは本教によって重患難病が治り欣喜雀躍してゐる者が日々幾万の数に上る事実を無視し、本教を目して迷信邪教といい、新聞は悪意に満てる中傷記事をかき得々としている。

それに引換え本教の治病率とは比較にならぬ低劣さで、しかも多額の費用を要する現代医学の方を正しい療法として何等の疑もないばかりか吾等からみれば馬鹿らしいような説を褒めちぎって載せているのだからただ呆れるばかりだ。ああこの盲目者達は何時の日か眼が開くであろう。

(光新聞四十号 昭和二十四年十二月十七日)