厄介な世の中

よく本教を誤解したり非難したりする場合、一部の悪い点だけを誇張していふ癖がある。

一体世の中に完全なものがあるであろうか、どんなに良いものでも十のものなら九つ良くて一つ悪いという事はやむを得ない事である。

それを九つの良い事を蔽いかくして一つの悪い点を全部かのように思はせるような悪宣伝をする者もある。大いに警戒すべき事だ。

(光新聞二十五号 昭和二十四年九月三日)