担板漢

阿含経(アゴンギョウ)に担板漢といふ言葉がある。

之は板を担いでる男といふ事である。

つまり片一方は見えても他の一方は板の為見えないといふ意味で恰度今の唯物主義と同様、物質のみが見えて霊の方が見えないといふ訳である。

(光新聞二十三号 昭和二十四年八月二十日)