この人は新聞広告で見た結核信仰療法の著書が機縁となって救われたのであるから、信者を介してではなく、言わば無縁の患者であり乍ら、いとも順調に快復したのであるから驚くべきであろう。然も全治後医診を受けた処以前あった空洞もなくなり、完全に治ったというのであるから、浄霊こそ理想的結核療法である。然も本人自身の言う通り、医学から見れば乱暴ともいうべき、自由奔放な日常生活を続けつつ全治したのであるから、医学の養生法など何等意味ない事が分る。
従ってこれを読んでもまだ疑ったり、納得が出来ないとしたら、全く縁なき衆生で気の毒な人である。
気胸一カ年の肺結核
空洞消えて全快
(本文省略)
(栄光二百五十九号 昭和二十九年六月二日)