結核が浄霊によって治った例は、余りに多いので書くのも気乗りもしないが、この患者なども随分色々な療法をしたに拘らず、効果あったものは一つもないのであるから、現在世の中に本当に結核を治す療法は絶無である事はよく分る。それを治るかのように思わせ多額の療養費や苦痛を与え乍ら、進歩したと思っているのであるから困ったものである。故にこの世に神様があるとしたらそれを許される筈はないので、ここに我救世教の出現となったのであるから、これも必然である。
次に注意したい事は、結核などの長い病気になるとよく脊髄カリエスが起り易いが、これこそ多量の薬毒が溜り、膿化排泄される為であってこれがカリエスである。勿論医療が作ったもので、これが分ったら愕然とするであろう。
十年の結核より救われて
(本文省略)
(栄光二百五十四号 昭和二十九年三月三十一日)