無信仰者シャッポを脱ぐ

凡そ世の中をみると、大部分は無信仰者であるが、之も無理はない。明ら様に言えば、本当に心から信仰したいような宗教は殆んど見当らないからである。というのは奇蹟というものが、目立ってないからである。だから、無信仰者を非難する事は無理である。誰しも目の当り奇蹟を見せられ、確かに此世に神様は、あるという事が判れば、どんな頑固な人でも、信仰しない訳にはゆかないのである。そこへ行くと本教はどんなカンカンの無信仰者でも、頭を下げさせずにはおかないという、神様の御力である。それに就て、左記の報告は、好適の実例と思うから此文を添えたのである。

或体験、反対者一変す

(本文省略)

(栄光百九号 昭和二十六年六月二十日)