寸鉄活人 (栄光百四十九号)

今迄の百姓君、いくら蛙飛ばしのミミズ切りを一生懸命やっても年々不作で、肥料代と税金で、ウンウンいくら糞イキ味しても苦しくなるばかり、えゝ糞忌々しい、糞でも喰やがれ、糞ッ垂野郎共と、糞度胸を据えても追っつかない処へ、自然農法の話を聞かされやってみたらナーンダ増産なんか屁でもない

よし之から税役人なんかにへーへー云って、ヘーつくばって、ヘコタレはしねーぞ、平気の平左で、ヘヘンと済まし、尻をヒン捲って尻でもシャブレ、屁でも嗅ぎゃがれ、ヘンドンナモンジャイ、ヘッヘッヘッと笑ってやるわい

僕は人間位健康な動物はないと思うよ、というとそんな馬鹿な事があるもんか、人間位弱虫はないと言うだろうが、馬鹿野郎、貴様がアレ程薬の毒を服んでも、まだピンピンしているじゃねえか、此ドーブツ野郎じゃないドークヅ野郎奴、毒々しい屁理屈を毒づきゃがると、浄霊という本当の薬を、ドクドク服ましてやるから、気のドクだがそこドクなよ

(栄光百四十九号 昭和二十七年三月二十六日)