著述編

寸鉄

寸鉄活人 (栄光百六十号)

此間の日比谷公会堂で、私は釈迦、キリストは私の弟子に相応すると曰ったので、驚いたという話を時々聞くが、何れは話ではなく、本当の力をみせたら、開いた口が窄らなくなるだろうから、それを治す方法を教えてやろうよいいか、鼻の先へ素敵な御馳走を並べて...
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寸鉄活人 (栄光百五十九号)

方々の親爺共曰く、此頃家のヤンチャ坊主共にも困ったものです、というからよく見たらナーンダ二十歳以上で角帽を冠った威風堂々たる若者なので、吃驚仰天、そこで僕は曰ってやったよでは早く大学を停めさせて幼稚園へ入れなさいと今の大学教育とは暴力教育ら...
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寸鉄活人 (栄光百五十八号)

拙者は今日何万何十万の悩める人を救っているので、救われた人達は歓喜の余り、拙者を恋人のように慕ってくるんだから、いい気持になって、自惚れて了うんだよ世界一の色男とねだから業平(ナリヒラ)も助六も、白井権八も、ロメオも、バレンチノも、物の数で...
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寸鉄活人 (栄光百五十七号)

大学教育とは、人種を変える学問だとみえて、日本人を訳なくソ連人にして了うとは実に偉い魔術だとも、何とも思わないよ何故なら拙者の方は虫ケラを人間に変えて了うんだから、それ以上の魔術じゃあないかだによって拙者は之から世界の檜舞台に立って、此大魔...
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寸鉄活人 (栄光百五十六号)

糞尿を廃めさせ、地上天国を造り、美術館を建てる拙者が綺麗な物が好きなのは、感心しようとしまいとソチラの勝手だが、実は拙者の肚の中を打明けてみれば、ソノー、人間の綺麗なのが一番好きなんだよ特に若い女性をねー、だが情ないかな此年では、ムニャムニ...
寸鉄

寸鉄活人 (栄光百五十五号)

此間日比谷公会堂で、拙者は言霊のピカドンを放ったら、御腹に威張っていた御客様連中、みんな縮み上って、腹の中のヒビヤ(日比谷)脛傷の痛みが出て、熟々公会(後悔)堂とはいい名だね日比谷の講演会の大入満員は、近来例がないとの話、吉田首相の講演会の...
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寸鉄活人 (栄光百五十四号)

もく星号威勢よく山へブッつけてグシャリ、大辻君忽ち彼の世へ宿替へして曰く、飛行機は墜ちるもんなんです人間は必ず死ぬもんですだから僕はそうなったんですから、別に不思議はないんですと、額から黄色い声を出して喋舌っているとは、霊界よりの第一信今度...
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寸鉄活人 (栄光百五十三号)

昔平賀源内は、天下糞の如く人間蟻の如しと言ったが、僕は天下塵溜の如く、人間蛆虫の如しと言いたいねそれはチャンと名前に出てるよ、ムシン論者とねつまり虫にンがつくんだから、虫の糞なんだよ イヤハヤ拙者は今地上天国を造っているが、一つ心配があるん...
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寸鉄活人 (栄光百五十二号)

今は邪の字流行、曰くインチキ邪教、邪の道は蛇共、邪魔な彼奴と彼奴、ジャンと鳴る半鐘、ジャンジャン責める税務署、ジャレツク彼女、邪慳(ジャケン)な親爺、ジャジャ馬女房、オット、之は失礼じゃ--ないのじゃない今は科学万能時代から、僕は治して貰...
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寸評 (光新聞一号)

本教団は「光」とい週刊紙を発行する事になった 之は活字の攻撃に対する活字の防衛だ 活字の戦争だ 鉛の弾丸は危いが鉛の活字なら安全だ 所謂安全戦争ともいえるね吾団を迷信邪教だといふのは迷信邪紙か今度の選挙で 共産党が景気がよかつたのは 暫くお...