御神書

光明世界

巻頭言

神は光にして光のあるところ平和と幸福と歓喜あり無明暗黒には闘争と欠乏と病あり光と栄へを欲する者は来れ 来りて--観世音菩薩の御名を奉称せよ さらば救はれん(光明世界一号 昭和十年二月四日)
光明世界

大黒様のお話 --会主の御講話の続き--

最後に、此処へお祭りした「大黒様」の事に、就いてお話したいと思ひます。私は、一昨年の暮から、恵比須大黒をお祭りし、人にも祭らしてゐますが、恵比須大黒に就いての、細いお話は、他日お話する事に致しますが、之を祭ると、確かにお金が入って来ます。病...
光明世界

大光明世界の実相(五) 自由無礙

私はいつも、自動車に乗ってる時に、よく思ふんですが、観音行は恰度、自動車の運転の如うなものである。途を真直に行くにはハンドルを絶えず、右とか左とか動かしてをる。そこが非常に面白い所で、真直と決めれば、必ず障害物に突当ります。それと同じで今迄...
光明世界

大光明世界の実相(五) 万教帰一

今迄種々(イロイロ)な宗教がありますけれど、それ等は大変間違ひがあるんで、それは神様が、世界経綸の上に於て、本当の事を発表する事が出来なかったんであります。その為に、いくら一生懸命になっても、本当の事が判らない、判らないから種々(シュジュ...
光明世界

大光明世界の実相(五) 高天原の所在地

世にタカマガハラ、と言ひますが、あれは間違ってをります。高天(タカアマ)と書いてあるんで、天と言ふ字をマガと言ふ事はない。天(アマ)の岩戸と言ふ様にアメとかアマとか読むのであります。何時の頃からか、マガと読んだのは邪神が、自分に都合のいいや...
光明世界

大光明世界の実相(五) 聖王母

昔から三千年の桃の実といふ事がありますが、その謂はれに就てお話致しませう。アノ謡曲にある「西王母(セイオウボ)」あれは詰りその事になるのであります。「聖王母の園としいふは仏説の胎蔵界の謎にぞありける」「黄錦(コウキン)の御衣(ギョイ)の...
光明世界

大光明世界の建設(四) 浄財と不浄財

それは、名前など一切言へませんけれども或宗教の非常な、熱心な信者がありました。その信者が、神様の事に就て、結構な御用をしたんでありますが、その人は、家賃を何年も払はずにゐるんであります。ツマリ、払ふべきを払はないで御用をしたのであります。で...
光明世界

大光明世界の建設(四) 世界統一の中心

今迄吾々は、日本が世界を統一すると言ひ、又、それを信じてきました。何故であるかと言ひますと、日本は世界の中心であるといふ事であります。所が、世界は日本を称して、極東の国と言ってをります。極東といふと端っこと言ふ意味になります。その端っこが世...
光明世界

大光明世界の建設(四) 観音様と阿弥陀様

満洲に於ては紅卍(コウマンジ)といふのがあります。紅卍とは紅い卍であります。又独逸のナチスは赤い旗に白く丸があり、其中へ黒 (マンジ)(ギャクマンジ)になってをります。観音会は金 (マンジ)(ギャクマンジ)であります。観音様は...
光明世界

大光明世界の建設(四) 本地垂迹説

(昭和十年一月十一日仮本部に於て御講話)観音様は、日本の仏様と言ふ事は、日本より出でました神様の化身であらせられ、祝詞にもあります伊都能売之大神様であります。釈迦時代、印度へお渡りになって、補陀落山(ホダラカザン)といふ山へ、御宮を建て...