著述編

光新聞

取締当局に要望する

何時の世にも淫祠邪教の絶えない事は歴史の示すところで、今日と雖も同様である。それが終戦後特に甚だしく全く雨後の筍の如く後から後から表はれつつあるという事実である。今新宗教の中その幾つが真の価値があり、存在の理由を具備してゐるかを検討するとす...
光新聞

光新聞41~47号

■光新聞四十一号 昭和二十四年十二月二十四日 ・取締当局に要望する ・真の救ひとは何ぞや ■光新聞四十二号 昭和二十四年十二月三十一日 ・夜の終り近づけり汝等悔改めよ ・気狂じみた読売新聞 ・暴露の暴露 ・新聞倫理に反す読売紙 公器性を反省...
光新聞

煙草と医学

専売局では、ピースが売れないので困り抜いた結果、彼手此手の苦し紛れの末ピース嬢まで募集しているのはむしろ滑稽で、的外れも甚だしい。ピースの売れない原因は勿論外国煙草の影響に因るのだ。ただそれだけだというのは外国煙草より不味いからだ。味がよく...
光新聞

逆の世の中

よく昔から石が流れて木の葉が沈むといふ事があるが、その通りの事が今現に行はれてゐるから厄介な世の中だ。それは本教によって重患難病が治り欣喜雀躍してゐる者が日々幾万の数に上る事実を無視し、本教を目して迷信邪教といい、新聞は悪意に満てる中傷記事...
光新聞

信仰と戒律

政治にも封建的と自由主義的とあるが、宗教も同様である。今日までの既成宗教は封建的が大部分を占めていた。その現はれとして何をすべからずとか、何をすべしとかいう戒律が多かった。これらは何れも封建的であって、小乗的である。それに引換え本教には殆ど...
光新聞

日本人と宗教心

トルーマン米大統領は昭和廿四年十月三十日夜「米国人の宗教生活」と題する特別ラジオ番組で左の如く放送した。米国は建国以来非常に宗教的観念の厚い国家である。米国の建国者たちが求めたものは各人が自由な方法で神を崇拝することであり、これこそ彼らが欧...
光新聞

労働問題実験記

私は現在、箱根及び熱海の景勝地に地上天国の模型を造りつつあるが、それに従事している労務者は凡そ百数十人である。そのうち大体半数が信者で、半数が未信者である。信者は勿論勤労奉仕であるから無賃金で、能率は非常に高く、実に涙ぐましい程真剣な活動を...
光新聞

無肥料栽培の勝利 悩みの食糧問題一挙に解決せん

私は十数年以前から無肥料栽培を唱えて来たが、最初の中は誰もまともに受け入れる者はなかった。然し私が唱え出したのは、ただ徒らに奇を好んだり理想論に走ったりするのではない、実験の結果からである。勿論私は農業に経験のない素人ではあるが神の啓示のま...
光新聞

科学迷信

一般世人は迷信といえば科学と関係がないように思い別個の存在としているが之は大きな誤りである。科学にも相当迷信があり、科学迷信によって少なからず被害を蒙るものがあるばかりか、中には生命を失うものさえある。というと眉をひそめる人もあらうが、事実...
光新聞

霊的に観たる湯川博士の功績

今回理論科学によってノーベル賞の受賞者となり、最初の唯一人の日本人としての湯川博士の功績に対し、吾等は全世界に向って非常に肩身が広くなった事を感ずるのである。彼の太平洋戦争で失墜した日本人の信用を幾分でも取返された事は実に喜びに堪えないので...